医療従事者の方、患者さん、そのご家族の方を対象に、一般医薬品と医療用医薬品について解説しています。

ニキビやめんちょう、とびひなど、皮膚表面の化膿性の感染症に効果がある外用薬です。

患部の清潔を保つことが使用上のポイントで、かゆくても患部をかきむしってはいけません。海を搾り出すのも、悪化させるばかりですから避けましょう

市販薬を使用説明書どおりに使っていても、少しもよくならなかったり、かえって悪化してしまった場合は皮膚科で診察を受けましょう。

痛みを感じたり、発熱などほかの症状が出た場合も、市販薬では治らないことが考えられるので、医師の診察を受けるべきです。

偏頭痛は、脳血管が何らかの原因で収縮してから拡張し、血流が増えたときに痛みが生じるものです。偏頭痛治療薬は、脳血管の拡張を抑制することで、頭痛を軽減・解消する薬です。

偏頭痛には、エルゴタミン系薬が多く使われていました。これは麦角アルカロイドの一種ですが、近年登場したトリプタン系薬はより効果が高く、こちらが主流になりつつあります。トリプタン系薬は、セロトニンの受容体に作用して、拡張している脳血管を収縮させます。

予防的に血管収縮作用のあるカルシウム拮抗薬やβ遮断薬が使われることもあります。

頭痛がするからと市販の鎮痛薬を常用していると、薬剤誘発性の頭痛を起こすこともありますので、医師の診断を受けることが大切です。

皮膚から作用させて、筋肉の痛みやこりを解消する薬です。湿布剤、軟膏剤、エアゾール剤、液剤などがあります。

湿布剤には、冷湿布と温湿布があります。冷湿布は、炎症や発熱のある患部に用いるもので、打撲や捻挫の際に利用します。温湿布は、血行をよくしてこりや痛みを取り除くもので、肩こりや腰痛などに用います。

正しく使い分ける必要がありますから、判断に迷う場合は、薬剤師のアドバイスを受けてください。

湿疹やけが、かぶれなどがある部分には使えません。粘膜部分や眼の周辺部分についても同様です。強い打撲や捻挫の場合は、すぐに医師(整形外科)の診察を受けましょう。初期段階の治療の仕方によって、治り方や治療期間などに影響することがあるからです。

制吐薬は、嘔吐や吐き気を抑える薬です。これらの症状は胃腸障害によるものだから胃腸薬で治すべきだと思われがちですが、それだけではなく、神経性疾患や呼吸器系疾患、循環器系疾患など、さまざまな病気の症状として現れるものです。

嘔吐・吐き気は、基本的に延髄の嘔吐中枢が刺激されて起きたり、消化管などが受けた刺激が嘔吐中枢に伝わって反射的に起こるものです。そのため、神経系の薬で治療することになります。

制吐薬には、嘔吐中枢などの働きを抑制する中枢制吐薬、消化管などへの刺激が嘔吐中枢に伝わるのを妨げる末梢性制吐薬、その両方の作用を持つ中枢性・末梢性制吐薬などがあります。

鎮うん薬は、めまいの治療薬です。めまいが起こる原因はさまざまなので、めまいを起こした病気が確定した上で、それに対応する薬を使うことになります。脳循環・代謝完全約、交感神経刺激薬、向精神薬、抗ヒスタミン薬などが使われます。

水虫やたむしの原因となる白癬菌を死滅させたり、増殖を抑える薬です。軟膏のほか、クリームやスプレー、液剤などがあります。

白癬菌は、皮膚の角質層深部まで広がって繁殖します。ですから、気長に治療を続けることが大切です。きれいに治ったように見えても、深部で生き残っているので、さらに半年程度は薬を使い続けることがポイントです。

治療を始めれば2〜3週間である程度の改善がみられるのが普通ですが、もし変化がなければ、薬の選択や使い方などが間違っていることが考えられます。薬剤師か医師に相談しましょう。

白癬菌を含め、信金は暖かくてじめじめした環境を好みます。患部を常に乾燥した状態に保ち、清潔を心がけましょう。靴下やスリッパ、足拭きマットなどは、感染の媒体になりやすいので、家族と共用しないようにします。