医療従事者の方、患者さん、そのご家族の方を対象に、一般医薬品と医療用医薬品について解説しています。

制吐薬は、嘔吐や吐き気を抑える薬です。これらの症状は胃腸障害によるものだから胃腸薬で治すべきだと思われがちですが、それだけではなく、神経性疾患や呼吸器系疾患、循環器系疾患など、さまざまな病気の症状として現れるものです。

嘔吐・吐き気は、基本的に延髄の嘔吐中枢が刺激されて起きたり、消化管などが受けた刺激が嘔吐中枢に伝わって反射的に起こるものです。そのため、神経系の薬で治療することになります。

制吐薬には、嘔吐中枢などの働きを抑制する中枢制吐薬、消化管などへの刺激が嘔吐中枢に伝わるのを妨げる末梢性制吐薬、その両方の作用を持つ中枢性・末梢性制吐薬などがあります。

鎮うん薬は、めまいの治療薬です。めまいが起こる原因はさまざまなので、めまいを起こした病気が確定した上で、それに対応する薬を使うことになります。脳循環・代謝完全約、交感神経刺激薬、向精神薬、抗ヒスタミン薬などが使われます。

水虫やたむしの原因となる白癬菌を死滅させたり、増殖を抑える薬です。軟膏のほか、クリームやスプレー、液剤などがあります。

白癬菌は、皮膚の角質層深部まで広がって繁殖します。ですから、気長に治療を続けることが大切です。きれいに治ったように見えても、深部で生き残っているので、さらに半年程度は薬を使い続けることがポイントです。

治療を始めれば2〜3週間である程度の改善がみられるのが普通ですが、もし変化がなければ、薬の選択や使い方などが間違っていることが考えられます。薬剤師か医師に相談しましょう。

白癬菌を含め、信金は暖かくてじめじめした環境を好みます。患部を常に乾燥した状態に保ち、清潔を心がけましょう。靴下やスリッパ、足拭きマットなどは、感染の媒体になりやすいので、家族と共用しないようにします。

パーキンソン病やパーキンソン症候群に伴う諸症状を改善する薬です。

L-ドーパ含有製剤やドパミン遊離促進薬、MAO-B阻害薬、COMT阻害薬は、脳神経の働きを活発化する作用のあるドパミンという物質を補充したり放出を促進するなどして、症状の改善や悪化を遅延させるものです。

ドパミンアゴニストは、中枢神経のドパミンD2受容体を刺激して、ドパミンの活動を高めます。抗コリン薬は、ふるえや筋固縮などの初期症状を改善する薬です。

すくみ足や無動、起立性低血圧には、ノルエピネフリン前駆物質が使われることもあります。

L-ドーパ含有製剤は、急激に減量したり、突然服用を中止すると、悪性症候群(高熱・発汗・頻脈・ふるえなど)が生じることがあります。

たこ・魚の目に効果の高い成分は、サリチル酸です。成分を塗布したパットが市販されています。

たこ用または魚の目用のパットを張って数日億と、角質が白くふやけて取れやすくなります。

カッターなどでたこを削ったり、魚の目を彫ったりすると悪化することがあるので避けてください。とくに、糖尿病の人は、小さな傷から細菌が感染しやすいので厳禁です。

たこや魚の目は、脚に合わない靴が原因になることが多いので、脚もあまり圧迫しない靴を履くようにします。強い痛みがあったり、何度も繰り返す場合は、皮膚科で診療を受けましょう。

自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスの以上から怒るさまざまな症状を改善する薬です。交感神経は、分泌腺や血管、内蔵などを支配し、相対的に全身活動を高める働きをする神経系です。ただし、消化器の働きは抑制されます。副交感神経は、それと反対の働きをする神経系です。

自律神経さ漸くは、それらの働きを活発化したり抑制したりする薬です。交感神経刺激薬・遮断薬、副交感神経刺激薬。遮断薬の4種類と、神経節遮断薬、自律神経調整薬があります。

副作用としては、交感神経刺激薬には心悸亢進、頻脈、頭痛、ふるえ、低カリウム血症などが、同遮断薬には徐脈、低血圧、めまい、頭痛、倦怠感などがあります。

また、副交感神経刺激薬には腹痛、下痢、嘔吐、発汗などが、同遮断薬には頻脈、口渇、散瞳、排尿障害などがあります。