医療従事者の方、患者さん、そのご家族の方を対象に、一般医薬品と医療用医薬品について解説しています。

制吐薬は、嘔吐や吐き気を抑える薬です。これらの症状は胃腸障害によるものだから胃腸薬で治すべきだと思われがちですが、それだけではなく、神経性疾患や呼吸器系疾患、循環器系疾患など、さまざまな病気の症状として現れるものです。

嘔吐・吐き気は、基本的に延髄の嘔吐中枢が刺激されて起きたり、消化管などが受けた刺激が嘔吐中枢に伝わって反射的に起こるものです。そのため、神経系の薬で治療することになります。

制吐薬には、嘔吐中枢などの働きを抑制する中枢制吐薬、消化管などへの刺激が嘔吐中枢に伝わるのを妨げる末梢性制吐薬、その両方の作用を持つ中枢性・末梢性制吐薬などがあります。

鎮うん薬は、めまいの治療薬です。めまいが起こる原因はさまざまなので、めまいを起こした病気が確定した上で、それに対応する薬を使うことになります。脳循環・代謝完全約、交感神経刺激薬、向精神薬、抗ヒスタミン薬などが使われます。