中枢神経障害による筋肉の痙攣や麻痺、筋緊張亢進などを治療する薬です。
中枢性筋弛緩薬は、脊髄や脳幹に作用して働きを抑える薬で、脳血管障害・脳性まひ・筋萎縮性側索硬化症・脊髄損傷などによる痙攣性の麻痺や、緊張型頭痛・腰痛症・顎肩腕症候群などによる筋緊張亢進などに有効です。
共通した副作用として、眠気、ふらつき、めまい、頭痛などの精神神経症状や、悪心・嘔吐、食欲不振などの消化器系症状が現れることがあります。
末梢性筋弛緩薬には、筋小胞体からのカルシウム遊離を抑制することで筋弛緩作用を示す薬と、神経と筋との接合部分に作用することで筋弛緩作用を示す薬があります。
前者は痙攣性の麻痺、全身こむら返り症、麻酔時の悪性高熱症や悪性症候群などに対応し、後者は麻酔時の筋弛緩などに対応します。
末梢性筋弛緩薬のなかには、まれに肝機能障害や呼吸不全、アナフィラキシー様症状などの重い副作用が出るものもあります。