急性中耳炎や副鼻腔炎(蓄膿症)、扁桃周囲炎などの細菌性感染性疾患には、ペニシリンやセフェム系などの抗菌薬が使われます。
滲出性中耳炎や慢性副鼻腔炎などにはニューマクロライド系の抗菌薬のほか、抗ヒスタミン薬が使われることもあります。抗菌薬の少量長期療法では、抗菌作用だけでなく、免疫を活性化させる作用も認められています。
アレルギー性鼻炎の治療は、抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬、ステロイド薬などを使用する、アレルギー治療が中心となります。鼻閉がある場合は、ナファゾリンやトラマゾリンなどの局所血管収縮約や、アレルギー症状を起こす物質の1つであるトロンボキサンA2に対する拮抗薬などが使われます。
突発戦難聴には、ステロイド薬の大量点滴に、代謝賦活薬やビタミン薬などを併用します。低音障害型難聴には、内リンパ水腫やうっ血状態を解消するために、イソバイド高張液や循環改善薬を用います。