医療従事者の方、患者さん、そのご家族の方を対象に、一般医薬品と医療用医薬品について解説しています。

最近やウイルスの感染による皮膚疾患には、各種抗菌薬や抗ウイルス薬を使用します。病原体によって使われる薬の種類が異なりますから、似たような皮膚病だからといって、以前に入手した薬を流用するのは不適切です。

湿疹や皮膚掻痒症、じんましん、乾癬、副腎皮質ステロイド薬や抗ヒスタミン薬が使われます。炊事や洗濯などの水仕事を繰り返して行うことが原因で起こる「主婦湿疹」などにも用いますが、亀裂があれば、止血・消炎・皮膜形成による傷口保護などの作用がある亜鉛華軟膏を併用します。

乾燥方の皮膚湿疹や角化症、魚鱗癬、老人性乾皮症などには、尿素製剤やビタミンA製剤、ビタミンD3製剤などが使われます。

また、皮膚潰瘍には、抗炎症薬のアズレンなどを用い、症状が重ければ、消炎酵素薬のリゾチームや、肉芽形成・組織修復作用のあるブクラジンなどを加えます。男性型脱毛症にはフィナステリド(プロペシア)が用いられます。